その他の周辺施設(つづき)
この建設途上だった敷地では巨大なレーザー兵器を設置する計画があった。そのレーザーの図面は大手工業会社から盗み出され、密かに清流施設で開発が進められていた。
使用されたガスマスク。オウムが化学兵器を作っていた物的証拠である。また米軍から毒ガスが撒かれているとし、空気浄化装置コスモクリーナーを造っていたのも、毒ガス製造を内部からをも欺くための麻原の策ではなかったのか。
水酸化ナトリウムや硫酸の入っていた水槽。
コンテナ(独房、自治省管轄)
工場群の背後にひっそりと隠れるように自治省管轄のコンテナがある。ここは何人ものサマナが監禁されて悪名が高い。元信者の手記にもその当時の恐るべき模様が書かれている。
コンテナは2、3台縦に連結されており、中の空間は両側に2段のベッドが並び細長くずっと奥に続いている。入り口は1箇所しかなく、奥に行けば行くほど錠のついた独房が見られ不気味である。当時ここで教団に反抗的なサマナがたくさん閉じこめられていた。
行けども行けどもさらに奥があるといった感じだ。
1 サマナが収容された2段ベッド。ベッドといっても半畳の狭さである。
コタツに使う電熱器がたてに取り付けられたベッド。これが夏に使用されていたというのだからコンテナの中は当時灼熱の暑さだったはずだ。スパイ容疑等のサマナに対する拷問設備ととれる。
コンテナのもっとも奥の方に錠前のついた独房がいくつかある。椅子の蓋を開けると携帯の便器がある。とにかくものすごい狭さだ。こんな場所に何カ月も監禁されたサマナの精神状態はまさに生き地獄だったろう。
解体工事が進むオウム施設。こうして歴史の1ページは闇に消えていく。